フリーエンジニアとして仕事を始めたいときには、まず開業届を提出します。開業届は個人的に何らかの事業をスタートさせる際、税務署に提出することで個人事業主として認めらるものです。原則として、事業を開始してから1ヶ月以内に提出することになっていますが、必ず提出しなければならないものではありません。提出しなくても何の罰則はありませんが、提出すれば青色確定申告ができたり、融資や補助金を申請できたりとさまざまなメリットがあります。フリーエンジニアとして本格的に仕事をするためにも、なるべく開業届は提出しましょう。

開業届は税務署で手に入れられるだけでなく、国税庁のホームページでも入手することが可能です。ホームページではPDFファイルで公開されているので、これをプリントアウトして提出します。また、青色申告をする場合は、青色申告承認申請書も一緒に提出しなくてはいけません。用紙を入手したら氏名生年月日、個人番号や職業、屋号などの必要事項を書きます。必要事項を書き終わったら開業届を持って、税務署に行きましょう。

届け出をするときには税務署の窓口だけでなく、郵送でも受け付けています。仕事で忙しい、近くに税務署がないときには郵送を選ぶのも一つの手です。郵送する際には開業届、返信用の封筒と切手、マイナンバーカードなどの本人確認書類のコピーを同封します。開業届の控えが欲しいときには、もう一つ同じ内容の開業届を同封して、税務署の受領印を貰うように手配しましょう。